2025年10月4日(土)
御言葉なしには土台はない
No Foundation Without The Word
「わたしのもとに来て、わたしのことばを聞き、それを行う人たちがどんな人に似ているか、あなたがたに示しましょう。その人は、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を据えて、それから家を建てた人に似ています。洪水になり、川の水がその家に押し寄せたときも、しっかり建てられていたから、びくともしませんでした。」(ルカ6:47-48)
困難な状況に直面した時、一部のクリスチャンは御言葉を無視します。例えば、彼らが問題を抱えている時に、あなたが彼らの意識を御言葉に向けさせようとすると、「御言葉がそう言っているのは分かっているけど…」と言うでしょう。彼らは間接的に御言葉を脇に置くよう求め、別の解決策を望んでいるのです。
こうした行為は、神からの助けを拒み、抵抗していることになります。聖霊は御言葉なしには何事もなさりません。神の御言葉なしに起こることはすべて基盤がなく、必ず失敗します。冒頭の聖句で、主イエスが語られたことを思い出しましょう。砂の上に家を建てた者と岩の上に家を建てた者のたとえを語られました。人生の危機が訪れた時、砂の上に建てた家は崩れましたが、岩の上に建てた家は揺るぎませんでした。
そして主は、岩の上に家を建てた者は御言葉の上に建てた者であり、御言葉を土台とした者だと説明されました。御言葉の上に人生を築けば、それは花開き、人生の危機に耐え抜けます。何が起ころうとも、常に勝利し支配するのです。しかし御言葉がなければ、持っているものはすべて空虚です。
奉仕においても、御霊の賜物や現れの上にあなたの働きを置いてはならないのです。御言葉の上に築いてください。御言葉を焦点とし、支えとし、錨としてください。御言葉を宣べ伝えてください。御言葉を信じてください。御言葉を教え、御言葉に従って生きてください。あなたの人生とメッセージを真理の上に築いてください。御言葉は真理です。(ヨハネ17:17)
さらに、御言葉の上に築くとは、単なる聖句の一節を指すのではなく、神の「ロゴス」(ギリシャ語)、すなわち真理の全体、福音を通して聖書に現されたイエス・キリストの啓示を指します。それはイエス・キリストの福音、すなわち、キリストが誰であり、何のために来られたのか、についてです。その使命と一致するものです。それをあなたの人生の土台としてください。
告白
愛する父よ、私は御言葉の中に、御言葉によって生きています。それゆえ、私は揺るがず、堅固であり、常に勝利者です。なぜなら、私の人生は主の真理の上に築かれているからです。真理は私の土台であり錨であり、私の行うすべてのことに最優先されるものです。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(コロサイ2:6-7) あなたがたは、このように主キリスト・イエスを受け入れたのですから、彼にあって歩みなさい。キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。
(マタイ 7:24-25) だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。
(使徒 20:32) いま私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。