2025年12月3日(水)
神の恵みの福音
The Gospel Of The Grace Of God
「…神の恵みの福音をあかしする」(使徒の働き20:24)
神をほめたたえます!イエス・キリストの福音は宗教的なメッセージではありません。神の恵みの良き知らせです。それは神の人類への愛、好意、慈しみの宣言です。パウロは自身の全奉仕を、一つの中心的なメッセージに焦点を当てたものとして説明しました。すなわち、神の恵みの福音を宣べ伝えることです。
この同じ福音が最初にアブラハムに宣べ伝えられました。ガラテヤ3章8節はこう言います。「聖書は、…アブラハムに対し、「あなたによってすべての国民が祝福される」と前もって福音を告げたのです。」この祝福は単なる物質的なものではなく、御霊の約束と神の良きものの注がれる約束でした。それは預言的な形での恵みでした。
この契約の恵みを表すヘブル語は「ヘセド(hesed)」であり、神の慈愛、憐れみ、変わることのない恵みを表す言葉です。ダビデが『ダビデが言った。「サウルの家の者で、まだ生き残っている者はいないか。私はヨナタンのために、その者に恵みを施したい。』」(2サムエル記9:1)と語ったのも、この「ヘセド(hesed)」、つまり、契約に基づく恵みを指していました。イエス・キリストを通して、この恵みは今や信じるすべての人類に注がれています。
エペソ2章8節はこう言います。「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。」福音は救い、健康と癒し、解放、義をもたらしました。それは私たちがそれに値したからではなく、神が善い方だからです。神の慈愛は人々を悔い改めに導きます。(ローマ2:4)これが私たちが伝えるメッセージです。神は世を愛し、御子を遣わされました。それは、信じる者が皆、永遠の命を得るためです。
恵みの福音は、罪に定めることについてではなく、義と認めることについてです。恵みの福音は、倒れた者を起こし、失われた者を栄光の相続へと招くことに関するものです。使徒の働き20章32節がこう記すのも当然です。「いま私は、あなたがたを神とその恵みのことばとにゆだねます。みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。」
祈り
愛する父よ、私に託された主の恵みの祝福された福音を感謝します。私は主の慈愛の分け与える者、主の憐れみの運ぶ者、主の救いの証人として、福音を大胆かつ熱心に宣べ伝えます。私は福音の恵みと祝福の満ちあふれるの中で歩みます。他の人々に大胆に福音を分かち合うことができますように、主イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参考聖書
(ヨハネ1:16-17) 私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。というのは、律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからである。
(ガラテヤ3:8) 聖書は、神が異邦人をその信仰によって義と認めてくださることを、前から知っていたので、アブラハムに対し、「あなたによってすべての国民が祝福される。」と前もって福音を告げたのです。
(エペソ2:8-9 NIV) あなたがたは恵みによる、信仰によって救われたのです。これは、あなたがたから出たものではなく、神からの賜物です。9 それは、行いによるのではないので、だれも誇ることができないのです。



